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【ブログ】冬にほっこり・ほうじ茶のおはなし
こんにちは。八王子の日本茶専門店・網代園です。
朝晩の冷え込みが厳しくなってまいりました。
温かいお茶が恋しくなる時期ですね。
今回は冬の定番、ほうじ茶のおはなしです。
ほうじ茶ってどんなお茶?
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ほうじ茶(焙じ茶)は文字通り、
お茶っぱを強火で焙じて(焙煎して)つくられます。
澄んだ飴色の水色(すいしょく)、香ばしいかおり
クセのないすっきりとした味わいなどが特徴で
近年はスイーツのフレーバーとしても人気者になりました。
ほうじ茶の歴史はあいまいな部分が多く
諸説あるようですが、起源はどうやら昭和初期ごろ。
昭和恐慌のあおりを受け、大量に売れ残ってしまった茶葉を
どうにか保存・再生する方法はないかと考えた京都の茶商が
打開策として編み出したともいわれています。
番茶を焙じてつくる ほうじ番茶
茎の部分を使った くきほうじ茶
京都府を中心に生産される 京番茶(きょうばんちゃ)
石川県で有名な 加賀棒茶(かがぼうちゃ)
など、さまざまな特色をもつほうじ茶が販売されています。
おススメの淹れ方・飲み方は?
![](https://www.ajiroen.jp/wp-content/uploads/2023/10/4816663_s.jpg)
ほうじ茶の香りを最大限引き出すには、
よく沸騰した熱いお湯を使うのがポイント。
ほうじ茶の葉は、普通の緑茶に比べ嵩(かさ)が張るため
1人当たり大さじ1杯(3g程度)を目安にたっぷり使いましょう。
20~30秒ほど急須の中で蒸らした後、人数分の湯呑みに注ぎます。
この他、ティーバッグなどをヤカンで煮出す方法でも
香り高いほうじ茶を味わうことができますよ。
タンニン・カフェインなどの苦み成分が少ないほうじ茶は
胃に優しく、食後や寝る前の一杯にもおススメ。
また、ほうじ茶の香り成分 ” ピラジン ” には
脳をリラックスさせてくれる嬉しい効果もあるそうです。
冷えや肩こりなどが気になりやすい冬場、
日々の生活に上手く取り入れたいですね。
ほうじ茶を手作りできるって本当?
![](https://www.ajiroen.jp/wp-content/uploads/2023/10/26651301_s.jpg)
実はほうじ茶を手作りできるって、皆さまご存じでしたか?
茶葉を炒る際に使う焙烙(ほうろく)という専用器具もありますが
ご家庭にあるフライパンや土鍋でも代用が可能です。
「自分でもほうじ茶を作ってみたい」という方向けに
いくつかポイントをご紹介しますね。
1.茶葉の大きさと量に気をつける
古くなったり、ご家族の口に合わない緑茶があれば
ぜひ自家製ほうじ茶づくりにチャレンジしてみてください。
ただ、細かい茶葉は焙煎のときに焦げつきやすいので
番茶やくき茶など、大きめのお茶っぱを使った方が
失敗が少ないかもしれません。
茶葉の量は、フライパンや土鍋の表面に
まんべんなく広がる程度にしましょう。
2.常にかき混ぜる
火にかけたら、フライパンをゆすったり菜箸でかき混ぜたりして
焦げを防ぎながら、全体をムラなく加熱していきます。
3.香りが立ったら火からおろす
葉の中の水分が蒸発し湯気が出てきたら、焙煎が始まった証拠。
香りが漂ってきたところで、火からおろしましょう。
このとき、「まだ葉っぱが緑色だな」と感じるかもしれませんが
お湯を通せば、しっかりと色づいたほうじ茶になります。
葉が茶色くなるまで炒り続けると、焦げ付いてしまう可能性が高く
はじめのうちは注意が必要です。
何度か続けてコツが掴めてきたら、お好みの味に合わせ
火加減や炒る時間などを工夫してみてください。
まとめ
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大人から子どもまで、幅広い人に愛されるほうじ茶。
ぜひこの冬、ご愛飲いただけたら嬉しく思います。
それでは皆さま、すてきなお茶時間を。